居てもいい

 自分を信じるには、ちょっとの価値観を変えればよいというが、そのちょっとが、なかなかわからない。


蝉が鳴く

蝉は7年もの間、土の中、樹木の根っこの養分を吸って生きてきて、だから蝉の鳴き声は樹木の鳴き声なんです。

つまり、そうやって大きな理解をしていけば

自分を取り巻く垣根も外れていくのではあるまいか。

岩が鉄になり、車や携帯電話になる。人が作った、と言えばそれまでだが

人だって、自然の一部。

鉱物が人の手を使って、進化しているのかもしれない。

(その内、AIとなって、人を越える存在になるだろう。)


自信、とまで言わなくとも「居てもいい」と思えたなら楽にならないだろうか?

生きていることが許されている。

そのことに、甘えるだけ甘えればいい。


何が良くて何が悪いかなんて、小さな価値観。

謙虚な姿勢が保てるなら、居てもいい。

逆に、謙虚さがわからないと言うのなら

全てを敵にまわすだろう。

「居てもいい」

「居てもいい」

と、願いを込めよう。


同じ時間を一人でも共有できる人がいるのなら

私は、あまりにも中途半端だけれど、

思考の最後には「居てもいい」

そう、答えを出そう。


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