リアリテ
二十代の頃、どうしてもジャコメッティの回顧展が見たくてパリに行った。
観光などせず、美術館に一週間通い、開館から閉館までジャコメッティの彫刻をスケッチした。
すると、美術館の帰り道などで不思議な感覚を感じた。ジャコメッティの云うリアリテ、リアリティだ。
人は実は目の前のものを見ているようで、あまり見ていない。夕食の、目の前のオムライスが、オーストラリアのエアーズロックのように感じる。
人物画が好きだ。女性の美しさ、優しさ、心までも描きたいと願っていた。しかし、ジャコメッティのようなリアリテも描きたい。
1m、2m先に存在する不思議。
でも、心までも描きたい。そんな凄い絵に、自分はまだスタート地点にも立っていないと思う。
一歩ずつ向かっていきたい。
観光などせず、美術館に一週間通い、開館から閉館までジャコメッティの彫刻をスケッチした。
すると、美術館の帰り道などで不思議な感覚を感じた。ジャコメッティの云うリアリテ、リアリティだ。
人は実は目の前のものを見ているようで、あまり見ていない。夕食の、目の前のオムライスが、オーストラリアのエアーズロックのように感じる。
人物画が好きだ。女性の美しさ、優しさ、心までも描きたいと願っていた。しかし、ジャコメッティのようなリアリテも描きたい。
1m、2m先に存在する不思議。
でも、心までも描きたい。そんな凄い絵に、自分はまだスタート地点にも立っていないと思う。
一歩ずつ向かっていきたい。